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ババァは、閉所恐怖症!
MRI撮るかもしれぬと、オープン式のMRIのある脳外を予約した。

とても優しい先生で、まずじっくりババァの心配ごとを聞いてくれた。

そして椅子から立ち上がったババァは、目をつぶり足踏みしたり、手を上げ下げしたり、目玉をあっちこっちと動かしたりといろいろ。「大丈夫だと思うけれど、心配ならMRI撮りますか?」と言われ、ハイと頷いた。

以前、腰のMRIを撮った時、ドーム型のMRIで「何かあったらこのブザーを押してください」とブザーを渡され、ガーッと中に入ったババァ。外から「それでは始めます」と技師さんが言った瞬間、両手でしっかり握っていたブザーをブーッと押していた思い出がある。

今日は横が空いたオープン型のMRI。
音もかなり静かですよと看護師さんの言葉に、これなら大丈夫と笑顔で横になった。

と その時、  ババァの顔に野球のキャッチャーがつける様な白いゴツいマスクみたいな物が付けられた!


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「ちょっと待った!」ババァは看護師さんの腕を掴んで、「これは、私はいらない!私は絶対に動かない!微動だにしないから必要ない!」とキッパリ言った。

看護師さんは優しく優しく「それは出来ません」と微笑んだ。

ババァは観念して、深呼吸をして目を閉じた。

「終わりましたよ」という看護師さんの声で目を開けたババァ。

ババァは、しっかり眠っていた。
なんてこった!



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顔に付けるといえば、いろんな物を付けたり被ったりしていたババァ。

しばらく待って診察。
先生は、ババァの脳の断層写真を見ながら、脳の萎縮も、海馬の萎縮も認知症の兆候はないし、脳血管の障害も見当たらないよと言った。

そして、いつも何時頃に寝ているの?と聞かれたババァは、夜な夜なマイクラやったりゲームをしているとは言えず「最近、ちょっと本を読んだりしておそいかなぁ〜」と天井見ながら嘘を付いた。

先生は、生活のリズムは大切。
生活習慣に気を付けて、ストレス溜めないように、本を読むのも程々にと優しく言ってくださった。

そうだ!今日から早く寝よう!とその日は12時にはベッドに入った。

次の日は、もう覚えていない。ことにしよう。

息子もひなさんも、とても安心してくれた。

皆さんその節は心配してくださり、ありがとうございます。
ババァはまだまだ大丈夫なようです。