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最初に、謝らなければなはない事があります。
ババァの描いた絵の男の人も女の人も、主人とババァではありません。
ついかっこいい二人に描いてしまいました。ごめんなさい!


二度目に会ったのは、会社の新年会の時、ババァは、上司に呼ばれて、主人を紹介された。                        しばらくして上司から、彼がお付き合いしたいと言っているんだけれどと言われた。

映画に誘われた、ばばぁ
その映画の題名は「地獄の黙示録」
ベトナム戦争、暗く重く、心の闇を描くような作品を黙って見た。

そしてババァは「地獄の黙示録」を一緒に見た人と結婚した。

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病院で初めてガラス越しに、息子とご対面した主人。
ババァのお腹の中に、例の息子がやって来て、何とその頃から早く出たいと飛び跳ね、しきりと暴れるので、生まれるまで入院生活。

ガラス越しに息子を初めて見た時の主人の顔は、忘れられない。
照れたような恥ずかしいような、ほんとに嬉しそうだった。

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旅行が大好きで、たくさん連れて行ってくれました。

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息子小学校四年生の時、お別れの時が来ました。

ババァの父と主人は、息子の夢によく現れてくれるらしい。
なんでババァの所には、一度も現れてくれないのかとも思うけれど、
息子の事がそれだけ心配なのでしょう。

今、息子の側にいてくれたら、どんな事を息子に伝えてくれたのかなぁと思う。

ババァだけが、息子とこうしていられる事を、とても申し訳なく思うときがある。

けれども、まだまだ心配は尽きないので、もう少し息子家族と、一緒にいさせてください。お願いします。